勢いで2本目書いたbitchyamaです、おはようございます!
このあとおすごと。
ユリの気持ちが動いてきて…?
前回までのネタバレはこちら。
あらすじ
そこでは、騎士團最高顧問の一人シュミハザとルシフェルが対峙していた。
先日、アマイモンが二百年使った身体を離れ、虚無界に還ったことを告げるシュミハザは、この施設も研究も全て限界で続けられないと続ける。
そして、物質への執着を捨てるようにルシフェルに懇願した。
しかしルシフェルは感情を荒ぶらせ、自分がただ優しい光に満ちた、全ての者が平等で公平な世界を作りたいだけだと言う。
そして持たざる者、弱い者の希望の光になりたいのだと。
しかしシュミハザは、世界の理を変えてはならないと返す。
その時、ルシフェルの精神に、アマイモンがこの施設で次の憑依体を見つけたという感覚が走る。
実験体に憑依し、花のような形状の心臓を実らせるアマイモン。
アマイモンの身体はルシフェルのクローンで、少し顔が似ているのはそのせいなのだという。
そしてアマイモンの憑依を感じたルシフェルは、やはりこの施設にも実験にも価値があるのだとシュミハザに言う。
そして閉鎖は考え直すようにとも。
次は必ず自分の番だとルシフェルは実感していた。
元の時間軸に戻った研究所内で、燐は齩郎の身体にサタンが宿った瞬間を目の当たりにする。
しかしサタンは初めての受肉で定着できず、結果として研究員もルシフェルもこの段階では全く気づかなかったと話す。
そしてサタンが完全に受肉するまでに、ここから9年かかったのだ。
その間の獅郎とユリの関係は、穏やかなものだった。
キスをした翌日に普通に話しかけてきたユリは、気まずさを分かっていながらもあんなふうになりたかったんじゃなかったと照れながら言う。
そのユリに対して、獅郎は友達ならいいと返す。
一人より、味方が多いほうがいざという時に得だからだと、相変わらず斜に構えたような表情で呟いた。
ユリはそれでも嬉しそうにしていた。
そしてついにサタン受肉の日。
今までに繰り返しエリクサー実験を受け、繰り返しサタンが出入りしていたことで、齩郎の身体は徐々に強化されていた。
しかし、自分の番ではなかったことに、ルシフェルはショックを受ける。
研究施設の大目的であるルシフェルの肉体回復が最優先でもあるが、齩郎の特別な経過観察が必要でもある。
そのため、当時のメフィストは折衷案として、獅郎に齩郎の観察を命じた。
悪魔が憑依したという実験体を、ひと目見て齩郎だと気付く獅郎。
そして齩郎の中のサタンもまた、獅郎に気付く。
齩郎は叫び声を上げながら発火して、研究施設を飛び出してしまった。
齩郎(サタン)が施設を出て向かった先は、ユリの元だった。
夜も深い時間の帰り道、2人はついに出会う。
最初は獅郎に似た人物が追いかけてきたことに怯えていたユリだったが、目の前にきた齩郎が引き止めた時にその拙い言葉を聞いて気付く。
う
うい
う
り
うゅ
ゆ
り
自分の名前を呼んだ齩郎に、目の前の存在が今までの燐火だったことにユリは気付いたのだった。
感想
うああああああ最後のシーンうるっときた…。
今まで近くにいた燐火がサタンになってまっさきにきたのがユリの元で、一番最初に離した言葉が「ゆり」って泣かせるじゃんよーーーーー。
これは母性本能くすぐられる。
見守ってくれた燐火の思いの深さよ…。
そうだよね、ユリにめちゃ優しくされてたもんね…。
今までずうっとユリのこと見てたもんね…。好きだよね…。わかりみが深い。
獅郎と9年間何もなかったのは、もうこれは獅郎がヘタレだからちょっと仕方ないとして、これから燐火×ユリの世界がはじまっていくのね。
めっちゃ次回たのしみ…!!!
切ない展開になるのわかってるけど、それでも読みたい!
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